No.227 その2 大学「2018年問題」「2020年問題」
(仮称) 公立小松大学開学に向けての諸課題を検討するなかで、大きく横たわってくるのが、大学「2018年問題」「2020年問題」です。全国の18歳人口は、戦後2番目のピークであった205万人から減少し、2008年以降は120万人前後で推移していたものの、2018年以降は、完全な減少局面に入り、2031年には、その数が100万人を割り込む、つまり、大学受験者数そのものが減少していく、これが大学「2018年問題」です。そして2020年に、現在のセンター試験は廃止され、大学入学希望者学力評価テストというものになり、従来の「教科型」から「総合型」に出題形式が変更されます。これは例えば、理科の問題に英文で答えるというイメージです。各大学の個別試験も、多面的、総合的な評価を問うものに変わる、大学入試というより就職活動時の採用試験に近いという予測すらあります。つまり今までの常識、概念を覆す、大学入試大改革が行われるのが、大学「2020年問題」です。公立小松大学開学は、平成30年、まさに2018年のスタートです。それから4年間の一巡を経ずして、2020年を迎える。大きな波が2度訪れる事になるのです(つづく・写真は駅前キャンパスが入居する小松駅南ブロック複合施設建設工事前にて)。
2016年10月05日 12:20