HOMEブログページ ≫ No.303 2019年末コラムその2「あのころ、小松... ≫

No.303 2019年末コラムその2「あのころ、小松のまちなかで」

PhotoGrid_1574213255669
先日、テレビ小松を視聴していたら、突然、昔の自分が出てビックリ(写真参照)。過去の番組を流すアーカイブ的なもので、2005年のものでした。当時、私は38歳。番組は、出来たばかりの、こまつ芸術劇場うららの市民ボランティア活動についての内容で、懐かしの映画上映会(作品は「男はつらいよ」!)の前に、昔の小松の写真をスライドで流すというものでした。題して「あのころ、小松のまちなかで」。私は、その脚本と演出を担当、昭和20年代~50年代のまちなかの変遷を一つの物語として紡いだ、5分番組です。図書館や博物館、一般の方から古い写真をお借りし、一枚ずつパソコンに取り込み、BGMに大好きな映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマを使うなど、結構、こだわりを持って作りました。大変、時間のかかる、面倒な作業だったのですが、全然、苦になりませんでした。自分自身、若く情熱に溢れていたんですね。その頑張りもあって、おかげさまで観客には大好評でした。

そのラストシーンは、「今と昔」の写真を対比して、並べました。木造から高架事業が完成した小松駅、小松西武・コマビルから小松大和になった駅前、青空からアーケードになった商店街…。オチは新婚当時の両親の写真と40年後の「今」の二人の写真です。鑑賞後、「恥ずかしいがいや」と照れ笑いを浮かべながら、父は帰っていきました。

2年後の2007年、私は小松市議会議員に初当選しました。それから2年後の2009年、父は他界しました。

2019年の「小松のまちなか」は更に変貌を遂げています。北陸新幹線工事が進む小松駅。駅前には公立小松大学が開学しました。時代も人の流れも変わり行きますが、「住みよい街」にしてほしいとの市民の思いは不変です。市議会議員として、その付託に責任を持って応えていきたく思います。まちづくりの情熱も不変です!
2019年12月29日 18:00