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No.299(3292) 「未来型図書館」を考える前に

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芦城公園内にある、小松市立図書館に行きました。昭和56年(1981年)にオープン、本年で開館40年を迎える歴史ある建造物です。所蔵図書は約20万点。閲覧室、親子読書室、視聴覚室を備えています。私は、オープン当初の学生時代から、よく通っており、本を借りるのはもちろんの事、視聴覚室で勉強したり、2階部分の小松市関連の資料も閲覧させていただいていました。いわば「行きつけの場所」であり、愛着ある市立図書館です。

昨今「未来型図書館」というニューワードが浮上しています。全国の自治体で新たなスタイルの図書館が続々と誕生し、注目を集めています。この未来型図書館を是非とも小松市に!という声が高まり、先般「未来型図書館に関するアンケート」という市民調査が行われました。回答者は1543名。未来型図書館のあり方として「あると良い機能やサービス」「充実してほしい資料」「立地場所」が設問されていますが、その前に‥。

現在の小松市立図書館を「一度も利用していない」と回答した方が1543名中784名。実に半数以上の方が、市立図書館を一度も訪れていません。その主な理由は「場所を知らない」。「未来」を考える前に「現在」の改善対策が必要なのでは?「現在」の改善が「未来」に繋がるのでは?

先月、私は東京出張の折、「未来型図書館」である、板橋区立中央図書館を視察してきました。その模様を、今回の市民アンケートの結果と対比しながら、この活動コラムにて数回に分けて、書き記していきたく思います。
2021年12月19日 15:00