No.105(3410) 激動の知事選をふり返る
「小松市議会議長であり、星稜高校1984年度卒業の21期生、馳 浩 先生に直接、国語を教わった、吉本 慎太郎です」事務所びらき、個人演説会、総決起大会と、数々の会場で御挨拶させていただいた時の私の第一声です。
どの会場でも、どよめきが沸き起こりました。恩師の「知事選挙」に「議長」として挨拶をする、こんな巡り合わせは計算して出来るものではありません。何か大きな「運気」に導かれている、これが、選挙期間中の私の実感でした。
選挙戦は事実上「保守三つ巴」となりましたが、告示前〜選挙戦の序盤〜中盤にかけて、馳 陣営はずっと劣勢が伝えられていました。その頃、個人演説会等で、馳 先生とお会いしても、どこか元気がないように感じました。考えてみれば、馳 先生は昨年七月の出馬表明以来、ずっとフルスロットルで戦い続けているのです。肉体的、精神的にギリギリのところだったと思います。只、私自身は、「運気」という拠り所のない根拠ですが「勝てる」と信じていました。
根拠の裏打ちとして、小松市選対の十分な選挙運動がありました。街頭遊説を多くこなし、朝立ちのお手振り、お願い回り、と告示前から市議会議員有志とともに、地道な活動を継続的に続けました。告示と同時に3月議会が始まり、議長として「議会運営」に全力を傾けましたが、少しの空き時間を活用しては支持拡大に努めました。
選挙戦終盤になると情勢も上向きになり、馳 先生及び陣営の元気のエンジンも全開になりました。馳 先生の人徳もあって、応援弁士も続々集結。安倍 元首相、菅 前首相をはじめとする国会議員の皆様、棚橋 弘至さんに代表される、スポーツ・文化人関係の皆様と選挙戦を通じて交流出来た事も、今回、忘れられない思い出です。
私自身は、星稜高校全体同窓会の決起大会で弁士を務め、山下 元監督はじめ、幾多の星稜OBと知り合えたこと、また、かつての同級生と久しぶりに再会したりと「星稜魂」を十分に燃え上がらせました。かつての絆、新たな絆が石川県中に広がったのが、今回の選挙戦での大きな財産です。
そして、最後の最後で、大接戦を制し、勝利しました。
馳 先生の小松市での獲得票は、22,083票。
大票田の金沢市以外では、県内全市町でトップです。
当選、これに勝る喜びはありません。感無量です。
以上、思うままに書き連ねました。最後に、今回の石川県知事選挙において、御世話になった全ての皆様に、この欄を通じて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。馳 新知事同様、私もこれまで同様、それ以上に、誠心誠意、頑張りぬく所存です。これからも、何卒、御支持・御支援、宜しくお願い申し上げます。
2022年03月16日 22:00