No.234(5034) 参院選 自分なりの総括

大局的には、今回の参院選、与党(自民・公明)が過半数割れ、国民・参政等が議席を2桁に伸ばし、大きな地殻変動が起きました。県内の投票率は前回選(2022年)の46.41%を上回る、58.69%、全国的にも大きく上回りました。上回った分は与党以外へ多く回った公算が大きく、これが地殻変動の大きな要因です。常に投票をお願いしている私としては、投票率の上昇は誠に喜ばしいことですが、それが自分の支持政党への票に繋がらなかったことには忸怩たる思いがあります。県内選挙区でも、宮本氏の得票率は、約40%。6割の県民は、ノーを突きつけた。この事実を真摯に受け止めなければならないと思います。国会議員は、これから如何に政治の信頼を取り戻していくかが問われます。
国政選挙は、その時の「風」が大きく選挙結果に反映されます。今回も、新たな勢力の台頭には、人心を掴むキャッチフレーズに溢れていました。SNSの普及により、その伝達度も早く、浸透度も深いものがありました。今後も、この傾向は、より顕著になるでしょう。しっかりと対策を練る必要があります。
しかしながら、政治、まつりごとに、ポピュリズムは不要です。むしろ毒薬だと考えます。私達、地方議員も含めて、政治に携わる者は、決して耳障りのいい言葉を弄してはいけない、国政に、県政に、そして市政に対して、あくまでも、真正面から愚直に取り組んでいくべきだと考えます。その思いを、この参院選の結果を通じて、新たに致しました。しっかりと胸に刻み込み、これからも市政に邁進していきたく思います。
2025年07月21日 22:00