No.158 「鼻毛の殿様」に思いを馳せる
10月9日開催の「どんどんまつり」のPRということで、小松駅前に、3代加賀藩主 前田利常公をイメージした行灯が設置されています。戦国時代の名残が残る江戸初期、外様藩前田家を脅威に感じ、再三再四、御家取り潰しを画策する徳川幕府の圧力に、鼻毛を伸ばし暗愚を装いながら加賀百万石を守りきった、前田利常。愛するものを守るため、真の勇者とは何なのか考えさせてくれる大好きな逸話です。今回、「鼻毛はイメージにそぐわない」と行灯のイラストがヒゲに描き変えられたのは、ちょっと残念な気もしますね。どんどんまつりは商工祭でもあります。殖産振興で小松市の礎を築いていただいた「鼻毛の殿様」に思いを馳せてみるのもいいのではないでしょうか。
2011年10月08日 12:50