No.228 被災地にて その3
津波の防波堤となるべき防風林は、その役割を果たせず、殆ど全て、なぎ倒され、逆に「がれき」となって、家々に人々に襲いかかりました。わずかに残った木々が、被害の凄さを物語ります。砂浜に立ち、波おだやかな海をしばらく見つめていました。この青い海が、あの日、どす黒い「津波」となって押し寄せてきたのです。「3・11」は、今を生きる我々、日本人に突きつけられた「刃」です。この痛みを決して忘れてはならない。決して風化させてはならない。復興予算を弄ぶ政治が連日、報道されます。言語道断です。真の形の「復興」が訪れるまで、真摯に愚直に取り組む事こそが、今の政治に、政治家に求められているのです。
2012年10月17日 23:30