No.299 ターミナルは、街の「顔」である その3
小松駅に、北陸新幹線「かがやき」が停車するための、最大の武器は何か。それは、小松の、もう一つのターミナルである、小松空港しかないと思います。これは裏を返せば、小松空港活性化策の核として、北陸新幹線延伸は、大きな要素に、なり得るという事です。新幹線金沢開業後、とかく対比される両ターミナルですが、駅と空港の距離の近さ、二次交通等、利便性の良さ、国内・海外への乗り継ぎの良さを訴え、「かがやき」が小松に停車するよう、小松市の総意として、中央に働きかけていくべきです。そして、空港の可能性は、世界に拡がります。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、予想される外国人観光客の増加に対し、アンテナショップ「空の駅こまつ」を、文字通り「小松」「KOMATSU 」の情報発信基地とする作業も、今後、必須でしょう。空港と駅という、2つの「ターミナル」を持つ小松市。その強みを生かし、連携を密にし、対外的に発信していく事が、小松市の「顔」を鮮明に浮き上がらせる事になるのです。
2016年12月31日 13:30