No.152(3145) 東京オリンピック、いよいよ開幕
写真は2020年1月に、行政視察で東京に行った際に、立ち寄ったオリンピックミュージアムでのものです。銅像は「近代オリンピックの父」であるクーベルタン男爵。隣接する国立競技場はまだ工事中でした。この1ヶ月後、世界はコロナにより立ち行かなくなリます。
現況が「平和の祭典」を開催することに相応しいのか、大いなる混沌の中での開幕であることは間違いありません。
それでも開催されることには大きな意義があると思います。
オリンピックをテーマに2年前に放映された、大河ドラマ「いだてん」の中で印象深いシーンがありました。1940年(昭和15年)に開催されるはずだった「幻の東京オリンピック」を巡って、主人公が「日本のオリンピックの父」である嘉納治五郎に詰問するシーンです。
「今の日本は貴方が世界に見せたいと思う日本ですか」
その後、戦火が激しくなり、日本はオリンピックを返上することとなります。コロナ禍に揺れた、この1年半、絶えず、このシーンを想起していました。
今が混沌のさなかであろうとも、「ありのままの今の日本」を世界中に見てもらいましょう。
コロナ禍の中、日本で行われる「平和の祭典」。
その意義を感じながら、日本の底力を世界中に見てもらいましょう!
2021年07月23日 10:00