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No.300(3293) 板橋区立中央図書館 視察 その1

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これから3回に分けて、先月の東京出張の際、訪問した板橋区立中央図書館の視察レポートを、小松市の「未来型図書館に関するアンケート」調査の結果と照らし合わせながら、お伝えしたく思います。

板橋区立中央図書館は本年3月、板橋区平和公園内に移転、未来型図書館としてリニューアルオープンしました。築50年の前施設から移転するに際し「中央図書館機能のあり方検討会」を設置、移転構想から現施設の基本計画策定まで、4年の月日を要しています。公園の緑豊かな立地環境は、公園と図書館が一体となった快適な空間整備となっており、板橋の魅力として掲げられる「緑と文化」を象徴するものとなっています。小松市の未来型図書館アンケートの「立地条件」の設問では「駅周辺」という回答が一番多く、次いで「郊外で広い駐車場を設けられるところ」「現在の図書館がある辺り」「自然豊かなところ」と続きます。立地場所を設定するにあたっての基本コンセプトを、しっかりと議論していくことが大切ですね。

更に「絵本のまち板橋」の発信拠点として、図書館内に「いたばしボローニャ絵本館」が併設されています。この絵本館が所蔵する世界各国の絵本とギャラリー、児童コーナー等が、この図書館の核でありシンボルです。「その図書館にしかないもの」の設定が、施設の付加価値を高めることになるのではないでしょうか。(写真はボローニャ絵本館の前で、館長と)
2021年12月20日 18:00