No.139(4494) お旅まつり 曳山曳き揃え その2 西町子供歌舞伎
オープニングイベントの後、いよいよ上演開始。まずは当番町である西町からです。最初の口上を務めたのは女性の方。「トザイ、トーザイ」の初々しい声が響き渡ります。小松子供歌舞伎の新時代の到来を感じさせます。演目は「辰巳用水之礎」。公立小松大学の石田 寛人 理事長が書かれたオリジナル作品です。金沢の辰巳用水開削のために、小松の板屋兵四郎が成した功績を歌舞伎仕立てにしたものです。とは言っても、オリジナル作品だけに堅苦しいものではなく、ラインや北陸新幹線開業がアドリブで出るなど、遊び心に溢れた作品となっていました。町人文化の心意気、ここにありですね。観客からは笑い声と歓声、そして拍手が鳴り止みませんでした。西町の皆様、素晴らしい作品をありがとうございました。
2024年05月11日 22:00