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No.362(4717) さらば池中玄太

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昨日、俳優の西田敏行さんがお亡くなりになりました。享年76。謹んでお悔やみ申し上げます。

西田敏行さんは日本人なら誰でも知っている、いわば「国民的俳優」。代表作も映画「釣りバカ日誌」シリーズ、大河ドラマ「おんな太閤記」「翔ぶが如く」「八代将軍吉宗」、バラエティーでも「探偵!ナイトスクープ」「人生の楽園」等、数知れずあります。近年も「ドクターX」シリーズや「鎌倉殿の13人」等、ドラマを締める、渋い役どころで、その存在感を十分に発揮していました。

しかし私の中では、何といっても「池中玄太80キロ」です。これが西田敏行さんの初主演作品。主題歌である「もしもピアノが弾けたなら」が有名ですが、この曲は「Part2」の方であり、「Part1」は「風に抱かれて」。個人的に、この曲が大好きで、中学生当時、飴屋町のトヨネレコード店で、シングルレコードを買ったぐらいです。当然、ドラマにもハマり、笑って、泣いて、感動して…。未だにレンタルショップで借りて観ています。このコラムでも一度、取り上げています(当コラム2020年No.112参照)。

考えてみれば、ドラマの中の主要登場人物である、楠公さん、ヒデさん、ママさん、アッコ…、皆、もういません。そして玄太まで…。うーん、胸が詰まります。自分もそれだけ歳を取ったということですね。

さらば池中玄太!そして、西田敏行さん、素晴らしい作品の数々を残していただき、本当にありがとうございました。



 
2024年10月18日 20:00