No.429(5229) 今が「歌舞伎のふるさと・小松」の分岐点
12月議会、私は「今が『勧進帳のふるさと・小松』の分岐点」と題して質問させていただきました。前回の9月議会においても同主旨の質問をしています。毎年、春に開催され、市民有志が勧進帳を上演する、日本こども歌舞伎まつりin小松が来年度をもって終了になるとの発表を受けて「勧進帳のふるさと・小松」を標榜している当市が、勧進帳を上演することを断念してどうする、という内容でした。今議会は毎年秋に市内の10中学校が持ち回りで勧進帳を上演する「中学校古典教室」が来年度の開催が見送りになる事について質問しました。春の日本こども歌舞伎まつりin小松は終了が決まり、秋の中学校古典教室も来年度の上演が見送りとなった現状、市民が勧進帳を上演する機会が皆無になる可能性が出てきたという事です。「勧進帳のふるさと」という呼称は、全国の中で小松市だけが唯一無二、名乗ることの出来る呼称です。先人が250年に渡り育み、培ってきた名誉ある呼称です。これを守り抜くのも行政の仕事であり、責任であり、義務であるといえます。官民が一体となって「歌舞伎のまち・小松」を盛り上げ、勧進帳上演を堅持することが、何より肝要です。
2025年12月11日 22:22