私が委員長を務める経済建設常任委員会の臨時協議会が行われました。議題は「花と緑の助成事業」終了について。小松市では2013年より花と緑が美しいまち小松を目指し、市民共創の取り組みを行ってきました。昨年5月には北陸新幹線小松駅開業に合わせ「全国花のまちづくり小松大会」が開催され、全国の皆様に「花と緑の美しいまち・小松」を楽しんでいただきました。現在、町内会・市民団体・保育園・学校・学童等、市内352団体(令和6年現在)に春と秋の花苗配布・助成事業を行っています。先月26日、その団体各位に、事業終了の通知が発送されてきました。地球温暖化、少子高齢化により、今まで通りの維持管理が難しい、というのがその理由であり、本年度以降の助成事業はないので御理解の程を、という主旨の通知です。年度末の突然の通達に、当然、各団体より苦情が寄せられ、議員にも多くの声が届きましたが、私達も実は初耳、議会や委員会への報告が一切なく、市民の皆様に、十分な返答が出来ませんでした。この手順の杜撰さは看過出来ず、今回、臨時協議会の開催に至ったものです。委員からは、中止に至った過程について意向調査はしたのか、花のコンクールエントリー希望者には配布するなどの段階的移行は出来ないのか、全国育樹祭の開催を控える中、小松市の花と緑のまちづくりに水を差すこととならないか、等の質問・意見が出されました。執行部からは、まず今回の手順についての謝罪があった上で、改めて意向調査を行い事業検証を行うこと、今年度からは石川県と連携し、花のまちづくり担い手育成支援を行うとの回答がありました。今回は何よりも手順のまずさが全てです。市民共創で取り組んできた経緯経過を尊重し、十分な説明と時間をかけた周知が必要でした。委員会として次回以降も検証結果等の報告を求めていきたく思います。
2025年04月09日 16:00