続いては、八町こども歌舞伎。本来の当番町は材木町ですが、単独上演が叶わず、募集により上演出来る事となりました。曳山の歴史を継続させるためにも、今後、この形態は増えていくものと思われます。こちらの方も口上は女性。それも高校生2人組です。音吐朗朗、素晴らしい口上でした。さて演目は「旅衣小松緑弥栄(たびころもこまつのみどりいやさかえ) 義太夫 勧進帳」です。小松が誇る「歌舞伎十八番」であり、3月に北陸新幹線小松駅開業を記念して、東京の浅草寺で上演されたものです(当コラム2024年No.097参照)。義太夫仕立ての「勧進帳」。考えてみれば、お旅まつりの曳山で上演されるのを観覧するのは初めてです。役者、後見等が作り上げた素晴らしい舞台、大きな感動を本当にありがとうございました。
北陸新幹線小松駅が開業してから初めての「お旅まつり」。曳山曳き揃えをはじめ、菟橋神社からの露店が並ぶ通りも、沢山の方々で賑わいをみせていました。市内外問わず、多くの方に「歌舞伎のまち・小松」を感じ取っていただけたものと思います。
2024年05月11日 23:00