小松市公会堂を見に芦城公園へ行きました。見るといっても規制線が張られ、館内に入ることは出来ません。元日の震災により危険と判定されたためです。
小松市公会堂が開館したのは1959年(昭和34年)。千人以上が収容出来る大ホールをはじめ、各種会議室が完備されています。かつては屋上9階に展望塔もありました。小松市民で訪れてない方は、ほぼ皆無であろうといっていい、半世紀以上に渡って愛された施設でした。
震災により立入禁止となりましたが、施設自体の解体は昨年末より発表されていました。老朽化が著しく、それ自体は致し方ないことだと思います。問題は、その跡地となる複合施設建設計画に、大ホール機能がないということです。音楽団体や子どもの発表の場として、現在でも、その需要は多かっただけに、誠に残念でなりません。既に幾つかの使用団体より、ホール機能の存続を求める声が上がっています。
発表の場の確保は市民の文化レベルの維持に繋がると思うのですが…。
このことは公会堂だけにとどまりません。この震災は、もう一つの文化施設にも多大な影響を及ぼすこととなりました(続く)。
2024年04月29日 15:00