新幹線及び駅周辺整備対策特別委員会の行政視察、2日目は、宮崎県日南市へ。先コラムの写真でも分かるように、広島カープのキャンプ地としても有名な日南市。街中至るところにカープ応援ペナントが飾りつけられています。日南市での調査事項のテーマは「テナントミックスサポート事業」。最大の市街地であった油津商店街の再生を託す人材を日南市が公募し、選ばれたテナントミックスサポートマネージャー(以下サポマネと記載)が再生事業に取り組むというものです。日南市はサポマネに対し、曖昧なスローガンではなく、明確なノルマとして「4ヶ年で20店舗の誘致」を設定。現在11店舗が新規開店しているそうです。商店街を歩いてみましたが、平日の午後ということもあり、人通りもまばらでした。写真をみてもお分かりのように、小松市の中心商店街と、どこか似通っています。大型店の進出による、商店街の疲弊は全国共通の問題です。新規開店やイベントの開催がゴールではなく、新旧の商店の融合により、商店街の雰囲気を変え、市民の関心を如何に商店街に向けることが出来るのかが鍵になってきますね。その手法は様々でしょうが、「小松市方式」を強いリーダーシップと行動力により確立させることが大事です。
2016年11月02日 16:50