さて、大学の主役は当然、学生達です。受験者は、その殆どが高校生です。全国の高校生に、数ある大学の中から「小松大学」を選択してもらわなければなりません。これは、2つの側面があります。市外・県外の高校生に「小松大学」を選んでもらうということ、もうひとつは、小松市内の高校生に「小松大学」を選んでもらうということです。実は後者の方が難しいのではないでしょうか。今まで市内に四年制大学という選択肢がなかった、開学すれば、市内の高校生は、小松大学を受験してくれる、それほど単純なものではないように思います。ここで前回記した大学「2018年問題」「2020年問題」を見据える事が大切です。受験者の減少は確かに問題ですが、これは全国どこの大学も同じです。むしろ、入試大改革を好機と捉えるべきです。そのためには、受験者が小松大学に何を求めるのか、市内の高校生に調査していく。そのうえで、小松大学は、どのような学生を求めるのか、その学生像をしっかりと打ち出すべきです。大学4年間のビジョンと大学卒業時の将来ビジョンも打ち出すべきなのです。そのためには、大学と地元産業界との連携も必要になってくるでしょう。「社会に求められる人間性豊かなひとづくり」(紹介パンフより) を実践するための、明確なビジョンを、今、確立していかなければいけません。(仮称)公立小松大学開学に向けて、これからも議会・委員会の場にて、しっかりと質していきたく思います。
2016年10月08日 00:50