大田宗理社中による「かぶと茶会」。この茶会で出されたお菓子の名は「ミズフヨウ」。漢字で「水芙蓉」と書きます。蓮の花を表します。蓮の花言葉は「清らかな心」。芙蓉の花言葉は「しとやかな恋人」「繊細な美」。
大田宗理社中ののお弟子さんの一人が、先月、6月28日に病気にてお亡くなりになりました。まだ41歳の若さでした。大変、聡明で気遣いにあふれ、控え目ですが、いつも笑顔を絶やさない、素晴らしい女性でした。私は4月のお稽古の時に会っており、その時は彼女が闘病中であることを全く知らず、帰り際「また会おうね」と声を掛け、彼女が笑顔で頷いて…それが最後になりました。先生から彼女が亡くなったと聞いて、一瞬、何のことか理解が出来ず、その後は、只々、号泣しました。
かぶと茶会にも毎年欠かさず、お手伝いに来てくれました。凛とした表情で、お点前をしていた彼女の姿をを今でも思い出します。奇しくも、今年の、かぶと茶会は月命日。先生の思い、社中の思いが「ミズフヨウ」に込められています。
先生と、社中の皆さんと、この「かぶと茶会」を長く続けよう、そう誓い合いました。
2024年07月29日 17:00